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こんにちは、アツタカです。
本記事では当サイト「金融転職日記」の運営者であるわたしについて、これまでの経歴をお伝えしたいと思います。

まずは大まかな経歴と経験をご紹介します。
ご覧の通り、転職回数は多めです。
まさにお金に囚われて生きてきた様子がよく分かると思います・・・w
詳しくは続きをお読みください。(わりと長いですが5分ぐらいで読み終わります)
証券会社に入社する
たいした学歴がなくても1,000万円稼げそうな業界ということで選びました。
えぇ、安易です・・・
厳しい業界でしたが、最初に配属された地方支店の人間関係に恵まれて、そこそこ優秀な成績だったと思います。

ただ、人は欲深い生き物。
出世のペースもわりと順調だったのですが、

もっと格上の会社で自分の力を試してみたいな・・・
という野心が芽生えます。
ちょうど会社の方針にも嫌気が差していたこともあり、タイミングも重なって勢いで転職することを決意。
また、当時の年収は650万円。
20代としては悪くないものの、証券会社の激務ということを踏まえると、とても満足いくものではなかったという理由も大きいです。

転職先に選んだのは、金融個人営業の世界なら恐らく誰もが1度は憧れる外資系プライベートバンクです。
外資系プライベートバンクに転職する
初めての転職ということで緊張しましたが、なんとかやっていけてました。
(『外資=厳しい』とは言い切れないんだな、と実感)
ただ、社会人になって初めての誤算が突然やってきます。
まさかのブラックリスト入りが判明
きっかけはクレジットカードを作ろうとしたこと。
まさかの審査落ちを経験しました。

いやいや、金融機関で働いてるのにクレカで審査は落ちないだろ!
普通ならあり得ない出来事です。
色々ネットで調べて、自分の信用情報を確認できる機関があることを知ります。

借金した覚えもないけど、一応調べてみるか・・・
すると・・・
取り寄せた資料には「異動」の2文字が・・・
信用情報でいう「異動」は世間でよく言われる「ブラックリスト入り」を指します。

えっ、なんで・・・
原因は『連帯保証人』
まったく身に覚えがなかったのですが、資料をもう一度よく見ると『異動』の2文字は『連帯保証人』の欄に書かれていました。
ここでわたしは、父親に頼まれて一度、連帯保証人として何か(数年前のことで覚えてない)契約したことを思い出します。
わたしの父親は個人事業主で簡単にお金を借りれなかったので、金融機関で働いていたわたしに『連帯保証人』になって欲しいと頼まれたのです。
『異動』がつくまで連絡がなかった
疑問だったのは『異動』がつくまでわたしに誰からも連絡がなかったこと。
通常、契約者が支払いできないときは『連帯保証人』に連絡が入ります。
その疑問を金融機関(あるカード会社)に問い合わせます。

あの、『異動』がつくまでわたし宛に連絡が一度もなかったんですが・・・

はい、ご契約者様(わたしの父親)から、「連帯保証人(わたし)には連絡しないで欲しい」と言われておりましたので
いや、律儀に守んなや!!!
って話ですが、父親の気持ち(恥ずかしさ)を想うと責める気にはどうしてもなれず、そのまま泣き寝入りです。(冷静に振り返るとカード会社を訴えられる気もしますが過去の話です)

仕事を頑張って昇給目指してコツコツ返していくしかないか・・・
と腹を括った矢先
日本法人の撤退が決定
しかも結婚式の翌週ですよ・・・。
流石に妻に申し訳なかったです。
妻の反応は

外資だから仕方ないんじゃない?
もちろん本音は別にあったと思いますが、まったく外に出さなかったのでわたしとしてはかなり救われました。(めでたい奴です)
年収を下げて転職したことが問題に
証券会社時代から年収を下げて転職していたんですよね。(650万→480万)
【予定1】クビになりにくい階級で入社
【予定2】成績を上げて昇給していく
現にこの方法で昇給していた人もいたのであながち間違いではなかったんです。
が、日本法人撤退が決まったことでわたしの計画は壁にぶち当たります。

プライベートバンクの閉鎖業務を半年間する間に次はどんな会社、業界に転職するべきか色々悩みました。

キャリアチェンジを決心する
理由は年収を上げて借金を返済するためです。
将来の年収アップを狙う
当時わたしが考えたのは、

個人営業のままだと将来、職に困って借金返すどころじゃなくなるかも。
ということ。
(対面型の金融個人営業は岐路に立ってますが、その話はまた別の機会にします)
そして導き出した結論が
✔ 目先の年収アップ
✔ 将来に備えたスキルアップ
の両方を狙う転職。
専門性を身につけて将来の職の不安を減らすには『法人営業のスキル=決算書を読む力』を身につける必要があると判断しました。
決算書を読む力が金融業界では必須になる【予想】
法人営業は当然ですが、個人営業でも「決算書を読む力」は必須になると予想しました。
2. 対面営業は富裕層向けビジネスに傾斜
3. 日本の富裕層は大半が企業オーナー
4. 企業オーナーのお金の悩みは「自社株の評価」
5. 決算書を読む力が必須になる
個人営業をしながら決算書を読む知識を勉強することもできますが、業務として関わらないと企業オーナーの悩みに向き合うレベルには到達しないと考えました。
金融業界の中で個人営業から法人営業に移るハードルは高い

個人営業から法人営業に移れないかな・・・
こんなことを考えた訳ですが、現実は厳しいです。
30歳間近の人間が未経験の業務に簡単に転職できる筈もなく、会う転職エージェントからは「いやぁ、アツタカさんのキャリアだと難しいですねぇw」と言われ続ける始末。。。
「あなたはそんなに立派なキャリアなんですか?」と言い返したい気持ちを堪えていました。

それまで在籍していた2社からはそれなりに評価されてたから、ギャップにかなりショックを受けたよ。
そんな中、ある転職エージェントとの出会いがわたしの運命を変えました。
法人営業に繋がる道を見つける
【ある転職エージェントとの面談】




簿記2級があれば書類審査は通るんですか?

はい、簿記2級があれば個人営業の経験だけでも書類審査を通すことは可能だと思います。
このときは転職エージェントに対して不信感が募ってた時期です。
自分の今後に希望を見いだせない状況だったのですが、エージェントの言葉で光が見えた気がしました。
また、この出来事で重要なことを学びました。

簿記2級を1か月で取得する
転職エージェントとの面談の帰り道、調べるとどうやら翌月に簿記2級の試験があるらしく、その次の試験は数ヶ月先ということが判明。
このチャンスを逃すと日本撤退業務を終えて完全に無職になってしまうので、翌月の試験に間に合わせるために死に物狂いで勉強しました。
17時に会社を終えて18時に帰宅。
そこから毎日深夜1時まで勉強して朝6時前には起きる生活。

そして1ヶ月後、猛勉強の甲斐もあって簿記2級に無事合格できました。

でもここだけの話、同時に受けた3級は落ちたんだよね。
チャンスをつかむ
【再:ある転職エージェントとの面談】


分かりました、求人を探します!!
それから紹介してもらった会社が、M&Aのアドバイザリー業務を手掛けるコンサルティング会社でした。
金融機関ではなかったものの、ようやく手繰り寄せたホールセールへと続く(だろう)細い糸。
秒速ですぐに応募し、無事に内定をもらえました。
ちなみにこのときは2、3年働いたあとは金融業界に戻るつもりでした。

M&Aコンサルに転職する
現在、社会人となって約15年が経ちますが、今振り返ってもM&Aの仕事をしていたこの2年間がビジネスマンとして1番成長できた期間です。
年収も480万円から570万円にアップしたので借金返済も幾分スムーズになり、転職した年に借金を完済できました。
修行の日々
と、今になって振り返ると良い思い出な2年間でしたが、個人営業の経験しかないわたしにとっては毎日が修行でした。
A社の有価証券報告書の過去10期分を読んでパワポで提案書を作って上司に提出
↓
B社の有価証券報告書の過去10期分を読んでパワポで提案書を作って上司に提出
↓
A社向け提案書に駄目出しが入り、修正して再び上司に提出
↓
C社の有価証券報告書の過去10期分を読んでパワポで提案書を作って上司に提出
↓
B社向け提案書に駄目出しが入り、修正して再び上司に提出
↓
D社の有価証券報告書の過去10期分を読んでパワポで提案書を作って上司に提出しようとして逆にA社とB社向け提案書の駄目出しを受ける
↓
E社の有価証券報・・・
以下無限ループ
当時はこの仕事と新規営業を同時に担当していました。(こなしていたとは言っていない)
毎日疲れ果てており、当時の出来事を振り返ろうにも霧がかってて記憶が曖昧だったりします。
当初の目的を思い出す
毎日がギリギリの2年間を過ごしていた訳ですが、あるときふと思い出します。
コンサル会社に転職した目的は
「法人営業のスキル(クレジット分析の能力)を身につける」
だったことを・・・。
2年間という短い期間でしたが、毎日猛烈に勉強していたお陰で目的は果たされていました。

思い出せて良かったw
国内銀行に転職する
現在わたしが働いている会社です。
選んだ決め手は以下2つ。
‣残業ほぼゼロ
特に後者は、不妊治療のステージを次の段階(人工授精から体外受精)に勧めるためにも必須でした。
部署はマーケット関連の本部でして、これ以上具体的にお伝えすると身バレしそうなので伏せますが、わたしのこれまでの一風変わった経歴が評価されました。
・法人営業
・資産運用提案業務
・M&Aアドバイザリー
わたしとしては自分の経歴を「器用貧乏だな」と考えていました。
パッと見、物凄く特別な業務ではないですしね。
ただ、上記の業務に軽く触れた経験がある人は多くても、それぞれの業務を専門の会社・部署に所属して体系的に学び・経験した人間は殆どいないらしく、場当たり的な転職をしてきたわりには結果的に他者との差別化が図れているようです。
給料的にも金融業界の中で特別高い訳ではないですが、学生の時に思い描いていた年収1,000万円プレーヤーの仲間入りを果たせました。
なによりも、
・子供の看護休暇がかなり楽に取れる(上司とはLINE連絡で済む)
・残業ほぼゼロ(昨年度は年間36時間)
・ノルマなし
・つめなし
・担当役員に直接「○○さ~ん、ちょっとイイですか?」と事業戦略の相談ができる
この環境で1,000万円以上のお給料をもらえていることに驚いています。
妻も元々金融機関で働いていたので、この環境に驚いています。
途中いろいろありましたが、転職サイコーです。
【現在】金融転職日記を開設する
次に、わたしの個人サイトである「金融転職日記」についてご紹介していきます。
「金融転職日記」の概要
「金融転職日記」では、以下のカテゴリーを中心に役立つ情報・ヒント・気づきを発信しています。
・仕事術
・金融市場
・私生活
複数の業界で実際に働いた経験を生かし、どんな業界でも通じる普遍的な情報を皆さまにお届けできればと思っています。
ペースとしては週3日を考えていますが、会社員としての仕事があくまでも本業なので、繁忙期は本業を優先しますのでご容赦ください。
「金融転職日記」開設のきっかけ
きっかけは有名ブロガーの動画でして、目的は「本業とは別の収入を作ること」です。
現在のお給料が一般水準を大きく上回っている一方で、
- 今後の金融業界の見通し
- 将来の老後費用
- 現在2歳の子供(とまだ見ぬ2人目の子供)を育てていく教育費用
に対する不安は大きく、何か方法はないかと常日頃から考えていました。

読者の方に「価値がある」と思っていただけるような記事を投稿していきたいと思います。
まだまだ手探りですが、読者の方にお役に立てるような情報を発信していきたいと思います。

しかもブラックリスト入り
こんな経歴の人はなかなかいない。実際に体験したことを発信していくので、読者の方に必ずお役に立てると考えています!
なお、個人名や会社名などの固有名詞をお答えする以外のことであれば、お問い合わせフォームからご質問をいただければなんでも回答いたします。なんなりとご質問をいただければと思います。
終わりに
長々とお付き合いいただき、ありがとうございます。

ぜひまた遊びにいらしてください。
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