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こんな疑問に答えます。
本記事の内容
- ビズリーチの仕組み
- ビズリーチを実際に使った感想
- ビズリーチを利用すべき金融マンはこんな人
この記事を書いているわたしは現役の銀行員で、過去に3度転職しています。
そのうち2度は実際にビズリーチを利用して転職しているので、どの情報よりも参考になると思います。
ビズリーチって何?

東京都渋谷区に本社を構えるインターネット企業です。
ビズリーチの他にも20代転職サイトの「キャリトレ」や、事業承継M&Aの「ビズリーチ・サクシード」を運営しています。
一言でいえば「プラットフォームを提供している企業」ですね。
さて、早速ですがビズリーチの特徴は以下3つ。
特徴
- ハイクラス専門
- 転職サイト×転職エージェント
- 有料会員制(審査あり)
順番に説明していきます。
ハイクラス専門
ビズリーチは高年収の求人が基本です。
金融業界に限定して年収割合を見ると以下の通り。(2019年末時点)
金融求人の年収と構成比(筆者集計)
- 年収1,000万円以上 9割
- 年収1,500万円以上 2~3割
- 年収2,000万円以上 1割
年収1,000万円超えの求人が中心
求人は年収300万円台のものからありますが、殆どが1,000万円超えでして、まさにハイクラス転職の代表格といった感じですね。
転職サイト×転職エージェント
ビズリーチのシステムは他の転職サイトと少し違います。
主な違いは以下2点。
ビズリーチと他の転職サイトの違い
- 転職希望者と企業を直接つながることが可能
- ヘッドハンターを指名できる
エージェントや企業から転職希望者に直接オファーが届く
ポイントは企業から直接オファーが来るってところです。
実は海外のハイクラス転職市場は、企業がSNSなどを使ってダイレクトに人材を探してますが、日本ではSNSを利用した採用はまだ広がっていません。
ビズリーチは「企業と人材を直接繋ぐプラットフォームを日本でも!」との理念で作られた転職サイトです。
転職希望者がヘッドハンターを指名できる
転職活動のストレスのひとつがヘッドハンター(エージェント)との相性です。
転職活動の経験がある人は分かると思いますが、「この人、自分よりも業界知識ないよね・・・」なんてことが時々あるんですよね。
ビズリーチではヘッドハンターの経歴や評価、経験年数を検索できるので、ある程度レベルを推測できます。
あくまでも確率が高いという話ですが、顔写真も載ってますし、案外自分の直感は当たりますよ。
審査×有料会員制
ビズリーチの審査によって、ハイクラス会員とタレント会員に分かれます。
また、有料会員と無料会員を選択することができ、それぞれサービス内容が異なります。
【審査】ハイクラス会員とタレント会員
審査方法が開示されていないので正確ではないですが、
審査基準(非公式)
- 年収750万円以上=ハイクラス会員
- 年収750万円未満=タレント会員
だと言われています。
※500万円だとする意見もあります
違いは以下の通り。
ハイクラス会員とタレント会員の違い
- ハイクラス会員
・年収1,000万円以上の求人に応募可能
・全てのヘッドハンターに相談できる - タレント会員
・年収1,000万円以上の求人には応募できない
・ハイクラス向けのヘッドハンターに相談できない
【任意】有料会員と無料会員
プレミアムサービス(有料)にアップグレードすることでビズリーチの機能をフルに利用できます。
料金の違い
- ハイクラス会員のプレミアムサービス 5,478円(30日間/税込み)
- タレント会員のプレミアムサービス 3,278円(30日間/税込み)
ハイクラス会員の有料サービスはそこそこします・・・。
アップグレードすると企業やエージェントからのスカウトの閲覧、返信ができます。
実は、有料会員にならないと企業やヘッドハンターからのメールが見れません。
メールが来たことは分かるので、有料会員にしない理由がないんですよね。。。
個人的にはビズリーチを利用するならプレミアム一択かなと思います。
ビズリーチのメリット・デメリット

わたしが過去の転職活動で実際に利用したときに感じたメリット、デメリットを説明していきます。
メリット
メリット
- 高年収の求人が多い
- 攻めの転職活動ができる
- 待ちの転職活動もできる
高年収の求人が多い
金融業界に限定すると、求人の9割超が年収1,000万円超えです。
「転職で年収を上げたい!」って人には魅力的な求人が多いですね。
攻めの転職活動ができる
個人的にビズリーチを利用した最大の理由がコレです。
自分が良いと感じたエージェントを指名してガンガン攻めの転職活動ができます。
一般的に転職エージェントは指名できないので、良い転職エージェントに会えるかはほぼ運ゲーです。
凄腕の転職エージェント出会うことができれば、企業との年収交渉のような転職者が自分ではやりにくいこともガンガン代わりにやってくれるので、年収額がダイレクトに変わります。
待ちの転職もできる
攻めの転職活動をしてる間に、企業から直接オファーが来ることもあります。
自分から能動的に動いたからといって必ずしもすぐに決まる訳ではないのが転職なので、気長に待つ戦略にいつでも方向転換できるのはビズリーチならではで安心感がありました。
デメリット
デメリット
- 人を選ぶ
- 実質的に有料が前提
- ランニングコストが高い
人を選ぶ
理由は審査があるからですね。
例えば、年収を上げたい30代半ばの金融マンが仮にタレント会員(年収1,000万円以上の求人に応募できない)だと判定された場合、ぶっちゃけビズリーチを利用するインセンティブは薄まりますね。
無料のキャリアカーバーで良いやん、となります。。。
ただ、年収を上げたい20代の金融マンにとってはそこまでデメリットにならないとも言えます。
ビズリーチはミドル転職というイメージがありますが、20代転職での利用がわりとオススメですね。(わたしも20代で利用しました)
実質的に有料が前提
ハイクラス会員とタレント会員のどちらも、有料のプレミアム会員にならないとスカウトメールの中身が見れないのは痛いです。
結局、有料のプレミアムサービスがビズリーチを利用する前提条件になってしまってますね。
維持費が高い
特にハイクラス会員は毎月5,000円強かかります。
他の転職サイト、エージェントが殆ど無料なので、正直わたしも
「高っ!!」
と思いました。
が、飲み会1回分の金額で自分の将来が変わりうるなら仕方ないと割り切れるレベルかなとも思います。
(ビズリーチの価格設定絶妙ですね)
他のハイクラス転職サイト・エージェントとの違い

完全にわたし個人の意見です。
偏見もあるかもですが全部実際に利用したのでわりと当たってると思います。
キャリアカーバーとの違い
金融業界に限定した求人数は以下の通り。
金融求人数の比較
- 1,000~1,500万円
ビズリーチ > キャリアカーバー - 1,500万円以上
ビズリーチ < キャリアカーバー
あくまでも求人の数ですが、「年収を1,000万円以上にしたい!」という金融マンにとってはビズリーチの方が求人を探し易いかもです。
(偶然かもですが、わたしはビズリーチを使って年収1,000万円に到達してます)
JACリクルートメントとの違い
後日公開予定
ランスタッドとの違い
後日公開予定
ロバートウォルターズとの違い
後日公開予定
ビズリーチはこんな金融マンにオススメ

ここまでお読みいただいた通り、ビズリーチは他の転職サイトと異なる点が多いです。
個人的にはこんな人がビズリーチにマッチすると考えます。
ビズリーチはこんな金融マンにオススメ
- 能動的にハイクラス求人を探したい金融マン
- 器官を決めてハイクラス求人を探したい金融マン
- 年収を1,000万円以上に上げたい金融マン
能動的にハイクラス求人を探したい金融マン
「絶対にハイクラス転職を成功させるんだ!」とガンガン動きたい人に最適です。
自分と相性の良いエージェントを見つけることができれば転職活動はかなり楽になるので、エージェントを指名できる点は前向きに動きたい人には嬉しいサービスですね。
期間を決めてハイクラス求人を探したい金融マン
ビズリーチは有料会員が基本だと思ってまして、となると毎月それなりにお金もかかります。
なので、「短期集中で転職活動を終わらせたい!」って人にビズリーチはオススメです。
注意点は、維持費がかかることを理由に安易に転職先を選ばないことですね。
普通に考えれば月額5,000円のために人生の転機を決断はしないのですが、いざ転職活動を始めると「お金もったいないし早く決めよ」と思うものです。
月額費用は必要経費だと考えて、安易な決断はしないように気をつけましょう。
年収を1,000万円以上に上げたい金融マン
前述した通り、ビズリーチは金融業界に限定すると9割以上の求人が年収1,000万円超えです。
こちらの記事でもお伝えしてますが、経験的に、転職サイト・エージェントは『自分が希望する条件の求人をどれだけ多く抱えているか』が重要だと思っています。
なので、『年収を上げる』に重きを置く場合、ハイクラス専門の転職サイト・エージェントは登録必須だと感じます。
マネジメント経験がなくても年収1,000万円を超える求人は多いので、「転職で年収を上げるんだ!」と考えている人は登録必須です。
また、少し触れましたが年収を上げたい20代の方にもオススメできますね。
20代で年収1,000万円到達は少しハードル高いかもですが、年収が高い求人が多いのでチャンスはあります。
ビズリーチまとめ

まとめると、ビズリーチは評判通り、ハイクラス転職を狙うなら登録しておくべき転職サイトです。
「転職サイトやエージェントに登録すると管理が面倒そう・・・」
こんな風に思うかもですが、転職活動は情報戦です。
情報が不足したまま戦場に出た場合、苦戦は必至なので、多少面倒な作業は1番最初にまとめて済ませておくべき。
とはいえ、登録の手間を必要最小限に抑えたい!という方は以下の2つの組み合わせだけでも登録することをオススメします。(本当は全部ですけど)
オススメの使い分け
- 幅広い情報源
リクルート or doda - ハイクラス求人の情報源
ビズリーチ or キャリアカーバー or JACリクルートメント
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