
こんなお悩みを解決します。
わたし自身、過去に3度転職活動をしてきたのですが、頭を悩ませたのが自分の強みを把握することでした。
いざ自分で考えようとしてもなかなか思いつかないんですよね。
本記事はそんなお悩みに対するひとつの解決策をお伝えしています。
代表的な診断ツールはこの2つ

ご紹介するのはこの2つ。
それぞれの特徴は後述します。
ですがその前に。
【利用前の注意点】ゼロから1を作り出すものではない
利用方法の前にご理解いただきたいのは、診断ツールを使えばすぐに自分の強みが分かるという訳ではないということです。
「このツールを使えば自分の強みがすぐに分かると思ったのに・・・」
こんな風に思うかもですが、
診断ツールはあくまでも自分の強みを思い出すきっかけ
として利用するものだと考えてください。
個人的に2つのツールを実際に使ってみましたが、使い方さえ正しければ転職活動では有用だと感じました。
とはいえ、診断ツールを使うことの目標設定が「強みが分かる」だと、恐らく期待外れに感じるとも思います。
くどいかもですが、「強みを知るきっかけには有効」だとお考えください。
ストレングスファインダーで自分の資質を把握する【有料】

順番に見ていきます。
ストレングスファインダーとは?
ストレングスファインダー(Strengths Finder)は、アメリカのGallup社が開発した、人の「強みの元=才能」を見つけ出すツールです。
Webサイト上で177個の質問に答えて、結果をレポート形式で確認します。
ストレングスファインダーの「資質」とは?
人がもつ様々な才能をあらゆる角度から抽出し、それらを34種類に分類したものです。
Webサイトでの質問に答えることで、あなたの34の資質の強弱がランキングで表示されます。
上位5〜10位の資質は「上位資質」と呼ばれます。
注意点は、資質はあくまでも質問回答者の傾向性(クセ)であって、使い方次第では弱みにもなるということです。
ストレングスファインダーの使い方
順番に見ていきます。
Web上で質問に回答する
ストレングスファインダーの回答経路は3つありますが、全てWebでの回答です。
- 書籍を購入して付属のアクセスコードを使う
- 米国Gallup社の公式サイトから直接アクセスコードを購入する
- 公式のスマホアプリをダウンロードして診断を受ける
わたしは3.で受けましたが、アプリの使い勝手が非常に悪く、1.か2.をオススメします。
2つの有料コース
違いはこれだけです。
・34の資質全ての順位を知りたいか(約6,000円)
・上位5つだけを知りたいか(約2,000円)
わたしは転職活動での強みを把握したいという目的から、上位5つの方を選びました。
(個人的に、下位資質を把握することの意味はあまりないかな、と。苦手なことを意識すると猶更苦手意識が強まる気がします。基本的に強みを集中的に強化する方が生き方的にも良い気がします)
使ってみた感想(良い点・悪い点)
登録手続から回答結果が得られるまで大体45分ぐらいでした。
後述しますが、通信環境が安定した状態で作業することを強くオススメします。
良い点①:資質が分かり易く可視化される
わたしの分析結果は以下の通り。
上位5資質を見た時にまず思ったのが「まぁ確かにそうかな」というもの。
個人的に、なんでもまずは疑ってかかるという捻くれた性格でして、結果だけ見ても特別良いサービスとは感じなかったのが本音です。
質問に「回答した」上での結果なので、ある程度自覚がある資質が上位にくる筈ですし。(回答するってことは自覚してる事柄の筈)
ただ、客観視・可視化するという意味では有用だと思います。
良い点②:強みを作り易い
個人的にストレングスファインダーが「良いかも」と強く思えたのは分析結果のレポートを見てからです。
アプリ内の「ストレングス・インサイトガイド(強みの洞察ガイド)」に進むと、わりと細かく、資質ごとの洞察結果を確認できます。
分析結果の文章がわりと深いというか、細かい心理描写で表現されているので、過去の自分の経験と照らし合わせ易いです。
転職活動で自分の強みを見つけるのが難しい理由は、「自分の経験を思い出す作業がわりと面倒」な点にあると思ってまして、この部分を省略できるのは素直に良いなと思いました。
多少加工すればそのまま履歴書・職務経歴書に書けそうな表現もありますし、面接対策も捗りそうというのが率直な感想です。
悪い点①アプリの使い勝手が悪い
アプリの挙動があまり良くなく、個人情報の登録作業に手間取りました。
秘密の質問で「母親の旧姓」を選択して名字を入力したのですが、「最低でも3文字以上入れてくれ」とのアラームが・・・。
いやいや、名字は漢字2文字が多いやろ、と。
英語で入力しろってことなのかもですが、具体的に指示もないしかなり使い勝手悪かったです。
あと、分析結果の日本語訳が少し不自然です。
内容の理解は出来るので問題ないといえば問題ないですが。
悪い点②個人情報登録後が分かり辛い
登録しても質問が始まらず、アプリ内のどこを見てもそれらしき文言は見つからず。
ネット上で口コミを見ても「課金したのに何もできない!」といった意見もあり、「これは騙されたかな・・・」と感じましたが、正解は一旦ログアウトすること。
そんなん分からんわ。
グッドポイント診断で自分の強みを把握する【無料】

順番に見ていきます。
グッドポイント診断とは?
リクナビNEXT会員が受けることができる完全無料の自己分析ツールです。
ストレングスファインダーと同様、Web上で質問に回答する形式です。
グッドポイント診断の使い方
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Web上で質問に回答する
リクナビNEXTの会員であればすぐにサービスを開始できます。
会員でない方は登録が必要です。
使ってみた感想(良い点・悪い点)
わたしは既にリクナビNEXTの会員なので、すぐに質問開始できました。
要した時間は約15分です。人によっては10分で終わると思います。
良い点①:無料
ぶっちゃけこれが1番良い点です。
良い点②:強みが可視化される
わたしの分析結果は以下の通り。
「ふむふむ」
悪い点①:分析結果の内容が薄い
ストレングスファインダーと続けて受けたのでどうしても比較論になってしまいますが、分析結果の内容が少し薄っぺらいかなと感じました。
理由は、文章が異常にポジティブなんですよね。
「俺はこんなにすごい人間じゃないけどな・・・」と感じて文章にあまり共感できませんでした。
すみません、disってますが率直な感想です。
悪い点②:自分の強みを連想しにくい
共感しにくいので、過去経験した記憶を思い出す装置としてはちょっと使いにくいかな、と。
思い出すヒントにはなりますけどね。
まとめ:診断ツールはあくまでも記憶を呼び起こす装置

結果的にストレングスファインダーを強く推す内容になってます。(回し者ではないですよ)
ただ、「そもそも診断ツールって意味あるのかな?」と疑問に思ってる人にとっては、効果が疑わしいものに2,000円は払いにくい筈なので、無料のリクナビNEXTをまずやってみることを否定はしません。
自分の資質をツールに指摘してもらうことで、転職活動で使えるエピソードを思い出すきっかけにはなりますし。
まっさらな状態から「さぁ自分の強みを見つけてみて!」と言われてもピンとこないですからね。
あと、あくまでも自分の経験を呼び起こすツールなので、社会人経験が長い人との方が効果は実感しやすいかもです。
まだ社会人経験が短いと、そもそも呼び起こす経験自体が少ないですからね。
比較の話なので若い方に向いてないという訳ではないですが。
ポイントをまとめると以下の通りです。
以上です。
診断ツールはあくまでも自分の強みを見つけるきっかけ、参考ツールです。
とはいえ、使い方次第では良いきっかけになるので、転職活動で自分の強みがなかなか見つからない!といった方は試してみることをオススメします。
自分の強み・傾向を把握した後は、具体的な面接対策が必要になります。
関連記事転職面接での自己紹介・お手本例【実践済】もぜひお読みいただければと思います。
よき転職ライフを。