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不妊治療で夫が抱えるストレスとは?【女性必読!】

2019-12-08

(読了目安時間:5~7分程度)

 

 

悩む妻
悩む妻

・不妊治療中だけど、夫がストレスを感じている様子。

・何にストレスを感じているのか聞いてもはぐらかされる。夫は何を考えているの?

 

 

こんな悩みをお持ちの女性は多いと思います。

 

■本記事の内容
・夫が何にストレスを感じているか分かる
・対応策が分かる

 

 

ご覧の通り既に不妊治療を始めている方に向けた内容ですが、これから不妊治療を始めるか悩み中の方にもぜひ読んでいただきたい内容です。

 

現在わたしは妻と娘(+犬)との4人家族ですが、なかなか子宝に恵まれず、数年間の不妊治療の経験があります。

 

これは不妊治療を終えて改めて感じていることなんですが、不妊治療の情報は殆どが女性視点ですよね。

不妊治療はどうしても女性の方に負担がかかるので、女性視点の情報が多い点は自然だと思う一方で、男性視点の情報があまりにも少な過ぎると感じています。

 

本記事は男性の方にも読んで欲しいと思いつつ、「男はこんなことを考えているのか!」と参考にして欲しいという意味で、ぜひ女性に読んで欲しいと思っています。

 

話題的につい暗くなりがちですが、不妊治療の最大の敵は『ネガティブ思考』だと思ってますので、記事も敢えてなるべく明るく書いていきたいと思います。

 

この記事を読み終えた後に、「このアツタカって男性がこんなこと言ってるけどそうなの?w」と、夫婦で話すきっかけになれば本望です。

 

ではさっそく参りましょう!

 

 

男のストレス①タイミング療法

 

解決策:作業感を消す

 

この記事で1番お伝えしたいことです。

 

不妊治療のStep

不妊治療のステージを簡単にご紹介します。

具体的には以下3つのステージに分かれます。

 

タイミング療法

不妊治療の第一段階として最も一般的な方法です。妊娠の可能性が高いと思われる排卵日を予測し、その日に性交渉をもつ方法です。

 

人工授精

不妊治療の第二段階として一般的な方法です。精液を人工的に子宮内に注入する方法で、その後は自然妊娠やタイミング療法と同じです。

諸説ありますが、妊娠する確率は自然妊娠と大きく変わらないというイメージです。

 

体外受精

不妊治療の第三段階として一般的な方法です。母体から卵子を採取し、体外で精子と受精させ、受精卵を母体に戻して着床を待つ方法です。

ちなみにわたし(正しくは妻だけど)は体外受精で妊娠しました。

 

世間一般のイメージは「体外受精=1番大変」だと思いますが、経験した立場で言うと、男は体外受精を大変・辛いとは思わない筈。

男が辛いのはダントツで「タイミング療法」ですよ。

 

男の思考回路

男は「今日やらなければならない」と指定されることを嫌います。

 

■男が萎える流れ
①朝、出社前に妻から『今日、アレ(排卵日)だから・・・』と言われる
②なんとか笑顔で『分かった』と答えて出社する
③不妊治療のことは忘れてフルに仕事する
④わりとヘトヘトになりながら帰路につく
⑤途中で排卵日が今日だと思い出す
⑥義務感に襲われ、気持ちが滅入る
⑦本番

 

『こんな思考になるのはわたしだけなのか?』と当時は自分で自分に失望してましたが、タイミング療法の経験がある男性と話すと皆さん開口一番にこう言います。

 

『タイミング療法が1番シンドい!!!』

 

女性の反論も分かる

『いやいや、この方法以外にどうしろって言うの?』

 

仰る通りです。

 

でもね、男って結構ナイーブなんです。

ロマンチストなんです。

別に目の前に裸の女性が現れたとしても、例え物凄く綺麗な人だったとしても気持ちが乗らないんです。

 

よく"男は理屈っぽい"、"女は感情的"と言いますが、間違った常識です。

 

こと◯◯◯なことに関しては、男は感情を大事にしてるんですよ。

(Google神に記事を消されたくないので具体的表現は避けてます。お好きな言葉を想像してお読みください。たぶん正解です)

 

男は作業になると急速に萎える

これは男から女性へのお願いです。

 

朝、出社する前に『今日だから・・・』と淡々に言うやつ、アレを無しにしてくださいm(_ _)m

 

業務連絡を伝えられてるみたいで物凄く冷めてしまうんです。

もう少し可愛げがある言い方というか、男心をくすぐるような表現にしてもらえると世の男共はもっと頑張る筈です。

 

意識して欲しいことは意外性、秘匿性です。

 

逆にNGなのが合理性です。

タイミング療法というフレーズがもう合理性の塊なので、タイミング療法をしてること自体を夫に伝えないのもアリです。(夫が仕事を終えてわりと真っ直ぐ帰ってくる場合は特に有効です)

 

作業感を無くす

 

これが男目線で不妊治療をうまく進める方法です。

 

男性のストレス②お金の心配

 

解決策:自分たちのケースではいくら必要か細かく話し合う

 

男の思考回路

どこまでやるかにもよりますが、不妊治療はお金がかかりますよね。

 

でも、男はお金が無かったから子供を持てなかった、なんて妻に感じさせたくないんですよ。

 

■お金で萎える流れ
①お金の心配を妻にさせたくない
②仕事を頑張るしかなく、結果、疲れる
③不妊治療に後ろ向きになっていく
④不妊治療自体に非協力的になる
⑤不妊治療がうまくいかない
⑥2人でも幸せなのになぜこんなに苦しむ必要がある?

 

問題は不妊治療のトータルコストを把握していないこと

これはわたしだけの意見ではありません。

不妊治療を経験した複数の男性からも聞いた話でして、実は多くの男性が「不妊治療中、最終的にいくら必要なのかが分からず不安だった」と証言しています。

 

『いやいや、不妊治療にいくらかかるかは最初に話してるよ!』

 

こういった意見もあるかもですが、現実問題として、不妊治療のトータルコストを十分に把握しないまま治療を続けている夫が存在するのです。

 

原因は不妊治療費用の分かりにくさ

不妊治療をタイミング療法から順番に始める夫婦で起き易い事象です。

 

特に分かりにくいのが体外受精でして、卵の採取にいくら、培養にいくら、顕微受精にいくらetc...。

「不妊治療はこれぐらいかかるよ!」という情報をネットで見たとしても、自分たちのケースと一般論が合うかはやってみないと分からないので、結局最終的にいくら必要なのか分からないんですよね。

 

先ほども言いましたが、男はお金が無かったから子供を持てなかった、なんて妻に感じさせたくありません。

くだらないかもしれないですが、男のプライドです。

ただそのプライドが夫が不妊治療に後ろ向きになる原因になりかねないんです。

皮肉ですよね。

 

ステップ毎にかかる費用を夫婦2人で理解する

子供を産みたいという目的に向かう上で、「お金の話」はどこか汚らわしい話をするようでわりと避けがちです。

 

心も萎えると思いますが現実問題避けては通れない話なので、自分たちのケースではいくらぐらい必要になりそうか細かく話し合うべきです。

 

・タイミング療法をどれくらいの期間続けるか

・人工授精をトライするか、すっ飛ばして体外受精に切り替えるか

 

夫婦の価値観もあるのでこれが正解という道はないですが、夫婦でしっかり話をすることが重要です。

 

不妊治療の話になると夫の口数が減る、は危険信号

こんな悩みを持つ女性は多いと思います。

これはタイミング療法で不妊治療に対して既に冷めた気持ちが芽生えているか、次にお話しする内容が原因だと思われます。

 

男のストレス③愚痴を言えない

 

解決策:お互いがお互いの身体・心を気遣う

 

男の思考回路

不妊治療を始めて夫の口数が減っていませんか?

 

もしそうだとしたら、夫が考えていることはこんな感じかもです。

■夫の口数が減っていく流れ
①妊娠確率に影響しそうで身体・精神に負担をかけたくない
②夫のストレスの捌け口がない(内容的に同僚に相談できるケースは稀)
③不妊治療に後ろ向きになっていく
④不妊治療自体に非協力的になる
⑤不妊治療がうまくいかない
⑥2人でも幸せなのになぜこんなに苦しむ必要がある?

 

女性の反論も分かる

不妊治療は女性の方が大変だということは分かってますよ。

わたしもシンドそうにしてる妻を見てましたから。

 

ただ、それはあくまでも相対的な見方でして、絶対的に見れば男もシンドいんですよ。

 

「わたしとあなた(夫)と比較してわたしの方がシンドい思いをしてるのに、なぜ夫は協力してくれないの・・・」

 

こう思うことに間違いはないですし仰る通りなのですが、ここで考えて欲しいのは相対的にどっちが苦しいか比べることに意味はないってことです。

地球上に人間が70億人いるとして、悩みは最低でも70億個ある訳です(赤ちゃんも感情を言語化できないだけでノーストレスということはありません)。

70億人の中で悩みの深さを比較して、わたしの方が辛いのになぜ協力してくれないの?分かってくれないの?と考えるのは、敢えて厳しい言葉を選ぶと単に傲慢なだけです。

 

夫婦間の会話不足が問題

見出しの通りです。

 

不妊治療は夫婦それぞれに不満が溜まります。

恐らく不満を溜めずに不妊治療を無事終えるなんてことはほぼ不可能でしょう。

 

ポイントは、そこで夫婦間に溝を作るか、不満をきっかけにしてよく話し合ってお互いをより深く知るように努力するかの違いです。

 

不妊治療は長い夫婦生活のほんの一部です。

無事に子供が産まれたとしても、不妊治療で夫婦間に溝を作ってしまっては本末転倒。

夫婦お互いが今の気持ちを正直に吐露する機会を定期的に持つべきです。

 

注意:『2人でも楽しくやっていけるのでは?』の意味

 

このフレーズが夫のから出てきたら危険信号ですよ。

 

妻を本当に気遣っているor夫の心は既に折れかけている

極論かもですがこのどちらかでほぼ間違いない筈です。

 

前者なら問題ないですが、後者だった場合は復旧にはそれなりに時間が必要かもしれません。

経験上、原因は前述した3つのどれかの可能性が高いです。

 

子供が欲しくないなんて思ってない

勘違いしないで欲しいのは、子供なんていらない!とは思ってないってこと。

 

でもまず大事なのはあなた(妻)なんですよ。

 

不妊治療でもなかなか妊娠せず、日々悩んで悲しむ妻の姿を見たくないだけなんです。

 

子供を産まなきゃいけないなんてルールはないのに、存在しないルールに縛られる必要はないんだと伝えたいだけなんです。

 

まとめ:不妊治療はお互いが本音を話し合うことが重要

 

まとめます。

 

・タイミング療法が男にとって一番のストレス。ポイントは作業感を消すこと
・不妊治療で最終的にいくらぐらい必要か費用を細かく話し合う
・夫も不妊治療にストレスを感じている。夫婦お互いが本音を話し合う機会を持つ

以上です。

 

ご覧の通り、不妊治療のストレスはほぼすべて夫婦間のコミュニケーション不足が原因です。

 

わたしの周りにも実は不妊治療を受けていたという家族が多いのですが、共通しているのは不妊治療中の夫婦は本当に孤独だということ。

 

孤独な夫婦がお互いの気持ちを伝え合うことを避ければ、不妊治療は厳しいものにしかなり得ません。

そうならないためにも、この記事を読み終えた後は夫婦でお互いを気遣うことを意識してもらえたらと思います。

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アツ

妻・娘・犬と暮らす30代現役銀行員。証券ドブ板→外資プライベートバンク→M&Aコンサル→銀行マーケット部門。保守的な業界に在籍してますが会社のしがらみ関係なく思ったことを発信しています。趣味はゲーム、読書、自転車。

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