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銀行員の転職理由の実態は?3度転職した現役銀行員が暴露します!

読了目安時間:電車2~3駅分

 

転職希望者
銀行員の転職理由って何?なんで辞めるの?

こんな疑問に答えます。

 

この記事の内容

  • 銀行員の転職理由が分かる
  • 転職理由を聞かれた時のベストな回答が分かる

 

この記事を書いているわたしは現役の銀行員でして、過去に3度転職しています

銀行、証券会社、外資系金融、M&Aコンサルを実際に経験しているので、銀行員が会社を辞める理由を他の業界のケースと比較して説明できます。

 

では早速説明していきます。

 

 

銀行員の転職理由

銀行員の転職理由
 

銀行員の転職理由と聞くとネガティブな内容がイメージされ易いですが、ポジティブな転職も当然あります。

それぞれをまずお伝えすると以下の通り。

 

ポジティブな転職理由

  • 年収アップのため
  • スキルアップのため
  • スカウトを受けたため

 

ネガティブな転職理由

  • 業界の先行きが不安なため
  • スキルが身につかないため
  • 会社方針に失望したため

 

順番に見ていきます。

 

ポジティブな転職理由

もう一度理由を挙げます。

 

ポジティブな転職理由

  • 年収アップのため
  • スキルアップのため
  • スカウトを受けたため

 

ご覧の通り、普通の転職理由です。

個人的に、銀行員の転職理由はネガティブな内容ばかりというのは、かなり偏った見方だと思っています。

『銀行員は将来に失望しながら転職するしかないんだ』と思っている人は、一旦その認識を捨てましょう。

間違った認識ですよ。

 

年収アップ

主な転職先はこんなところ。

 

年収アップを狙った転職先例

  • 同業大手
  • 会計系コンサルティングファーム
  • 投資ファンド

 

元々、銀行員の給与は他の業界と比べれば高めなので、年収アップとしての転職先はわりと限られます

共通してるのは、法人営業経験者は比較的年収アップを実現し易いということ。

銀行に入行して将来的にキャリアアップを狙う場合は法人部門への異動を叶えたいところですね。

(銀行によっては法人分門への異動が難関という場合もあると思いますが、可能性がゼロでない限りは貪欲に目指すべき)

 

スキルアップ

主な転職先はこんなところ。

 

スキルアップを狙った転職先例

  • 同業大手
  • 会計系コンサルティングファーム
  • 投資ファンド

 

前述した年収アップを狙った転職先とほぼ同じイメージで結構です。

法人営業経験者が多いのも共通。

中小企業融資、不動産関係、M&Aなど、法人営業はその中でもジャンルがわりと多いので、ジャンル毎に専門性を高めたいという狙いがあって転職するイメージです。

 

スカウト

スカウトされ易いのはこの2通り。

 

スカウトされ易い人

  • 転職経験がある
  • 専門領域がハッキリしている

 

転職市場は実はわりと狭い世界でして、一度転職を経験するとどこかで自分の名前が噂されています(良い悪い含む)。

不動産に強い、M&Aのスペシャリストなどのように、カラーがハッキリしている人は特にオファーがかかり易いですね。

 

ネガティブな転職理由

改めて、主な理由は以下3点。

 

ネガティブな転職理由

  • 業界の先行きが不安なため
  • スキルが身につかないため
  • 会社方針に失望したため

 

こちらは銀行員が転職する理由としてよく耳にする内容だと思います。

順番に解説します。

 

業界の先行きが不安のため

印象としては、銀行員の転職理由で最も多いのはコレですね。

 

具体的には

 

銀行員が不安なこと

  • 低金利による低収益構造
  • 稼げるプロダクトの不足
  • 古い業界体質

 

があり、他にもたくさん出てきそうですが、共通しているのは、どれも今すぐに変わりそうにはないものだということ。

早い話、銀行という業界に見切りをつけて転職する人が多いのが実情です。

 

スキルが身につかないため

銀行員と聞くと『専門性が高そう』なんて思うのは金融業界以外の人たちです。(最近は金融以外の人にもバレてる気がしますが)

3度転職して複数業界を見た経験から、銀行特有で身に付くものと言えば以下3つを挙げます。

 

銀行で身に付くもの

  • 企業財務分析・資産運用商品・不動産などの浅い知識
  • 細かい事務を黙々と遂行するメンタル
  • 社内政治力

 

1つ目は異論が出てくるかもですが、単純に専門性でいえば順番に会計コンサル、証券会社、不動産会社に劣ります。

 

転職市場における銀行員が最も不利な点は、差別化が図りにくいこと。

 

色々な分野の知識が満遍なくあると言えば聞こえは良いですが、どの分野も銀行員より高い専門性を持つプレーヤーがいるので、使いにくいのが実際のところです。

そのことに気付いた人が辞めていく印象です。

 

会社方針に失望したため

一番悲しい転職理由ですが、これも実際多いです。

 

銀行員が失望すること

  • 顧客より社内優先
  • 論理的ではない意思決定
  • 過去に縛られた運営方針を引きずり続ける

 

会社方針というより、部署方針と言った方が皆さん共感するかもですね。

というのも、わたし自身、今いる会社の部署には失望してますが、辞めないのは高い給与と副業出来るだけの時間的余裕が持てる会社だから。(あと、仕事内容自体は面白い)

より高い給与で、時間的な制約が少ない会社があるなら普通に転職しますねw

仕事内容自体は好きなので残念でしかないですね・・・。

 

銀行員の転職理由(クチコミ)

銀行員の転職理由(クチコミ)
 

ほんの一部ですが、世間の声を紹介します。

 

 

 

 

転職理由は本音であるべき?

転職理由は本音であるべき?
 

結論から言えば、転職の採用面接では、転職理由は本音で話すべきです。

ただ、「年収を上げたいので」「会社方針がダメ過ぎて」のように直接的な表現をしても良い印象が持たれる筈もなく、工夫が必要

 

過去ではなく未来に焦点を当てる

具体的には「もっと・より~したい」という表現に切り替えるのが万能です。

先程ご紹介したネガティブな転職理由を、ポジティブに変えるとこの通り。

 

ネガティブ⇒ポジティブに転換

  • 業界の先行きが不安なため
    ⇒社会的な付加価値が高い業界で頑張りたい
  • スキルが身につかないため
    ⇒もっと専門性の高い会社で働きたい
  • 会社方針に失望したため
    ⇒もっと顧客目線の会社で働きたい

実際の面接ではもう少し掘り下げて理由を説明する必要はありますが、軸は上記の通りです。

 

銀行員が転職理由を聞かれた時のベスト回答

銀行員が転職理由を聞かれた時のベスト回答
 

まず前提として『御社で働きたいと思う』その気持ちをストレートに伝えるべきです。

 

転職理由をまどろっこしく説明するより、『御社で働きたいんだ!!!』ということを熱量を持って訴えかけるのが一番面接官の心を動かす近道です。

わたし自身3度転職してますが、これさえあれば、極論かもですが転職理由をそこまで深く練らなくても転職は成功します。

その上で、転職理由を聞かれた際のベスト回答を、同業種に転職する場合と、異業種に転職する場合に分けて説明していきます。

 

同業種への転職の場合

前述した『ポジティブな理由』の表現を、以下の通りに変換します。

 

転職理由の言い換え

  • 年収アップ⇒自分の力を試したい
  • スキルアップ⇒専門性を高めたい
  • 会社方針に失望⇒前向きな仕事をしたい

 

実際の面接でのポイントは、【転職先を今いる会社よりも格上だと認識している】と匂わせること

人は、何か後ろ向きな人よりも、前向きに何かに挑戦しようとする人を応援したくなるものです。

これは20代だけでなく、30代でも使える考え方でして、わたし自身が実際に意識していることでもあります。

 

異業種への転職の場合

異業種への転職理由はこの一択です。

 

異業種への転職理由はコレ

社会的に価値がある仕事をしたい

 

専門性を高めたいなど他にも転職理由はあるでしょうが、あまり自分のスキル向上に重きを置いた発言をすることは避けるべき

なぜなら『必要なスキルが身に付いたら、この人はまた別の会社に転職するんだろうな・・・』と思われ易くなるからですね。

 

転職理由には将来のなりたい自分に焦点を当てる

【現在】今の自分(あなた)

【方法】???

【目標】将来のなりたい自分(あなた)

 

【方法】の部分に『専門性を高める』などが入ってくる訳ですが、面接時にはこの【方法】ではなく【目標】を訴えかけるのが得策

 

例えば、わたしが20代だとして(現30代後半)、未経験業界に転職するならこの通り。

 

【現在】銀行員としてそれなりの給与を得ているが、古い体質に縛られた業界に閉塞感を感じている

【方法】世の中を動かしているのは今やIT業界であり、そのステージに身を置きたい

【目標】より世の中の企業の付加価値を向上させるビジネスをしたい

 

面接の際は【方法】ではなく【目標】を全面的に訴えます。

※現在のわたしだと、現実的には30代後半で未経験業界に転職し、今の年収(1,000万円超)を最低限維持して、毎日定時退社で且つ副業OKという会社はないでしょうが、それはあくまでもわたしの場合。

 

転職理由は青臭くても問題ない

前述した転職理由の『より世の中の企業の付加価値を向上させるビジネスをしたい』に青臭さを感じた人も多いと思います。

わたし自身も青いな、と感じますが、転職理由は青臭くて良いんです。

なぜなら、重要なのは挑戦者の雰囲気を演出することだから。

 

先程挙げたわたしの例『より世の中の企業の付加価値を向上させるビジネスをしたい』でいえば、こんな感じ。

 

目標の深掘り

世界の企業のインフラになっているIT分野で、マーケティングのスキルを身につけてサービスを提供したい

 

これだと深掘りが不足していないか?と感じる人も多いかもですが、未経験業界への転職理由はこれぐらいで十分です。

色々ググって下調べしたところで、その道の専門家である面接官に見透かされて印象を悪くするだけ。

むしろ青臭さは挑戦者の雰囲気をまとわせるので必須です。

 

転職理由は専門家と相談しながら求人に合わせる

転職理由は専門家と相談しながら求人に合わせる
 

転職理由の作り方をケースごとに紹介してきましたが、とはいえ、求人によってケースバイケースという側面はあります。

応募者に求めるスキルやマインドは求人によって当然異なるので、応募する求人ごとにカスタマイズする必要があります。

 

駄目なアピール例

応募者に求めるものと、転職希望者のアピールポイントがズレる例を、わたしの場合で紹介すると以下の通り。

 

NGなアピール例

  1. 企業側は応募者の専門性の深さを求めている
  2. わたしは自分の幅広い経験(銀行・証券・M&Aコンサル)を訴える

 

こういうズレは結構やってしまいがちですね。

 

良いアピール例

 

同じ企業でも、こちらの方が刺さります。

 

企業に刺さるアピール例

  1. 企業側は応募者の専門性の深さを求めている
  2. わたしは様々な業界(銀行・証券・M&Aコンサル)で一貫して営業力を高めた点を訴える

 

同じ応募者でも、見せ方でまったく印象は変わります。

 

企業のニーズを知るのは転職エージェント

見出しの通りでして、我々応募者側からは知りようがない情報をエージェントは持っています。

その情報を活用しない手はないので、転職理由は転職エージェントと相談しながら企業ごとにカスタマイズすることをオススメします。

 

オススメの転職エージェントはコチラ↓

 

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銀行員の転職理由:まとめ

銀行員の転職理由:まとめ
 

重要なポイントをまとめると以下の通り。

 

ポジティブな転職理由

  • 年収アップのため
  • スキルアップのため
  • スカウトを受けたため

 

ネガティブな転職理由

  • 業界の先行きが不安なため
  • スキルが身につかないため
  • 会社方針に失望したため

 

同業種への転職理由

  • 自分の力を試したい (年収アップの言い換え)
  • 専門性を高めたい (スキルアップの言い換え)
  • 前向きな仕事をしたい (会社方針に失望の言い換え)

 

異業種への転職理由

社会的に価値がある仕事をしたい

 

以上です。

 

銀行員の転職理由と言っても、他の業界と特別変わったものがある訳ではないことがお分かりいただけたと思います。

ただ、応募する企業に対しての見せ方は非常に重要でして、世間のイメージもあってネガティブな転職と思われ易いのが現実。

基本的に採用する側はネガティブな人間よりもポジティブな人間を好むので、銀行からの転職を検討される場合は【自分がどのように見えているか?】を冷静に見極めながら活動していきましょう。

 

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妻・娘・犬と暮らす30代現役銀行員。証券ドブ板→外資プライベートバンク→M&Aコンサル→銀行マーケット部門。保守的な業界に在籍してますが会社のしがらみ関係なく思ったことを発信しています。趣味はゲーム、読書、自転車。

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